住宅ローンの基礎知識

住宅ローンの見直しはいつ、どうやって?

住宅ローンの見直しするポイント

住宅ローンを利用する人の多くは、15~30年程度かけて高額のローンを返済していくことになります。

しかし、これだけ長い期間の返済となると、市場にも大きな変化が見られることがほとんどですので、金利が高くなることもあれば、逆に契約時よりも大幅に下がることもあります。

また、新商品が出てくることもあり、このまま契約通りの返済を続けるよりも、トータルの支払額を安くできる可能性があります。

このようなときには、一度現契約を見直すことで、よりよいローンに変更することもできますし、同じ金融機関だけでなく、別の金融機関への借り換えももちろん可能です。

見直しをするときのポイントは、現在どれくらい残高が残っているか、あと何年返済を続けなければならないか、どのようなプランがあるのか、利率がどうなっているのかなどです。

また、借り換えをするときには手数料が発生しますので、それを負担してでもトータルの支払いが安くなるような方法を選びましょう。

さらに、手数料自体はそれほど高額にはなりませんが、金融機関を変更するときには、不動産の登記も必要になります。

現在の債権者による抵当権を抹消して、新たに借り入れをする金融機関を抵当権者にした設定登記を行わなければなりませんので、印紙代や司法書士に支払う報酬が発生します。

抹消は1~2万円程度で済みますが、設定登記は借入額に応じて印紙も高額になりますので、あらかじめ見積もりを出してもらい、その上で借り換えをするべきかどうかを考えたほうがよいでしょう。

見直しのタイミング

住宅ローンの見直しをするタイミングは人それぞれですし、市場の動向によっても異なってきます。

誰にでもおすすめできるタイミングとしては、金利が大幅に下がったときと言えるでしょう。

特に借入残高がまだ多く、完済までの期間も長い人の場合には、今後の利息を長期的に安くして返していくことができますので、手数料を払ったとしても十分利益を出すことが可能です。

目安としては、当初よりも0.3%以上金利が下がったときには検討してみるとよいでしょう。

また、毎月返済していくことが困難だと考えるようになったときには、一度金融機関で相談して、何らかの見直しをしてみる方がよいケースがあります。

例えば、収入が激減したことによって当初の予定よりも支払い可能な額が少なくなったときは、期間を延長して毎月の負担額を減らすという方法です。

当初借り入れ時期よりも金利が低くなっている場合には、見直しをすることで、期間はそのままに毎月の負担が少なくなります。

見直しをすることで条件がよくなる場合だけでなく、逆に、契約時の優遇金利がなくなるときや、変動金利の契約をしていて、金利の上昇が考えられる場合なども見直しの検討がおすすめです。

条件が悪くなることがわかっていますので、新たな借り換え先を見つけることによって、継続して支払い続けるよりも負担を軽くすることができます。

特に金融機関の決算時期には、住宅ローンの契約をより取ろうとするところが多いため、普段よりも条件のよい内容を提示してくれる可能性があります。

見直し後の手続き

これらの条件やタイミングをみて、見直しを検討する場合には、借り入れや借り換えを検討している金融機関で、借り入れ残高や返済方法に見合ったシミュレーションをしてもらいましょう。

利率がそのままであると仮定して、完済までのトータルの支払額が算出されますので、手数料や登記費用の見積もりと合わせることでどちらがメリットがあるかを判断します。

借り換えの場合には、主債務者・連帯債務者共に新しい契約書に署名押印が必要になります。

マイナンバーや印鑑証明書なども用意しなければなりませんので、事前に必要書類を金融機関に確認しておきましょう。

また、条件によって金利の優遇が受けられる場合には、できるだけ条件を満たすように準備しておくのがおすすめです。

他行で借り換えをする場合には、正確な借入残高を現在の借入先で確認して、その金額を新たに申し込む借入先で融資してもらいます。

通常は、双方の金融機関が同席して、融資実行と同時に完済し、完済証明書を受け取ることになるでしょう。

その場に司法書士が在籍して、委任状や完済証明等の書類をそろえ、すぐに抵当権の抹消、および設定登記の申請を行います。

登記費用や契約書の印紙代、繰上げ返済の手数料などの諸経費がかかりますので、これらの金額も確認して用意しておきましょう。

手続きが終了したら、浴月以降は新たに借り入れをした金融機関のみに返済を続けていくことになります。

借り換えの場合でも、条件を満たしていれば住宅ローンの特別控除を受けることもできますので、確定申告を行いましょう。

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